キミは泣いてツヨくなる





「はぁ、何でこんな委員会遅くなるかなー」

はすでに下校する生徒も見当たらない学校から帰ろうとしていると

(ん?グラウンドの端っこに人がいる・・・誰だろ?)

近づいてみると、そこには同じクラスの真田君がいた。

真田君とはサッカー部でかなりカッコよくて、実はの片思い中の相手。

(どうしたんだろ?元気ないみたい。。。よし!ここは思い切って喋るべし!!)



「真田君?どうしたの?」

「え?あ、さん。ちょっと考え事してただけだよ」


(考え事にしては、暗すぎだよ?)


「悩み事だったら、相談にのるよ?」


すると真田君は俯いて話し出した


「・・・・・・俺さー、いっつもミスばっかりして皆の足引っ張っちゃってて・・・もぅサッカー辞めようかと、思っててさー」


(真田君、声が震えてる。私が居るから泣くの我慢してるの?
何かこのままにしておくと消えちゃいそうだよ)


抱き☆


「え、さん!?(///)」

「泣くのは我慢しちゃ駄目なんだよ。ほら、こうしたらお互いの顔見えないでしょ?」


真田君は声を殺して泣いていた。。。私はただ幼い子をあやすように抱きしめていた


「落ち着いた?」

「ごめん、すごいカッコ悪いとこ見られちゃったね;」

「カッコ悪くなんかないよ!そんなに悩めるものがあるっていうのは良い事だよ!!それに夢に向かって一生懸命がんばってるのってカッコいいよ!!」

「そっか、何か相談のってもらったらスッキリした^^」

「良かった^^私、サッカーしてるときの真田君好きだよvv」

「さんきゅvvこれ、お礼に」


差し出してきたのは、りんご味のガム【笑


「どういたしまして^^じゃ、明日ね☆」

「待って!!もう暗いし、俺送るよ!!お礼パート2^^」


そう言って真田君は笑顔で指をピースの形にした


「じゃあ、お言葉に甘えて♪」

(どうしよ〜(><)真田君と一緒に帰るなんて夢みたい!!)





――帰り道――




・・・・・。(沈黙)
(うわぁ〜、何喋ればいいんだろ)
そんなことを考えていたら


「あのさ」

「は、はいっ!?」

「(笑)さっきサッカーしてる時の俺を好きって言ってくれて、すっげー嬉しかった」

(私いきおいでそんな告白しちゃってた!?)←覚えてないのかよ!

「で、さー、そのー・・・良かったら付き合って下さい(///)」

「は、い(///)」




それから私達は一馬、と呼び合うコトになりましたとさvv







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  神己



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