きらきら




未来の私はいったい何をしているんだろう?




きらきら




今年で大学を卒業する(見込みの)私。
でも、来年の進路はまだ全く決まっていない。
周りの皆はもう就職の内定を貰っていたりしているのに・・・
私はまだ迷っている。

取りあえず、色々と会社説明会とかに行ったりと就職活動は自分なりにやってるつもりだ。
面接も何社か受けた。
・・・まぁ結果は全部ダメだったけど。
だから余計に焦っているのかもしれない。




「どうした?最近元気ないじゃん。」
「・・・・・」
「な、何だよ?」
「いいよね、結人にはサッカーがあって。」
「は?何ソレ?嫌味?」
「・・・ごめん。」


何だか結人が余りにも生き生きしているからちょっとムカついて 嫌味っぽく言ってみた。
のに、結人にすぐ見透かされて すぐ謝ってしまった。。
でも結人は頑張ったから今 生き生きしてるんだよね。

結人だって悩んでた。 きっと今の私以上に将来の事が不安だったと思う。
だってサッカー選手なんて なりたい という気持ちだけでなれるようなモノじゃない。
いつも必死で練習してた。 誰よりも頑張ってた。
そんな結人の姿を誰よりも見ていたのに、、私って嫌な奴。。

努力して夢が叶った結人はすごくキラキラしてて 今の私には眩しい。




「もしかして、お前また面接落ちたの?」


どうしてこう 無神経に聞いてくるかな この人は。


「・・・・・・」
「あ、ごめん。俺、無神経だったよな;ごめんな・・・」
「いいよ、別に。ホントの事だし。でも今回は適性検査で落ちたけど。」
「適性検査・・・?そんなんあんの?試験に。」
「最近は色んな試験があるのよ〜」
「た、大変だな;;」


結人は苦笑しながら私の頭をポンポンと叩いた。
泣いている小さな子供を励ますかのように。



「でも何で?何で私、適性検査なんかで落とされなきゃいけないの?」
・・・?」
「あんな適当な質問が並んだだけの検査で私の何が分かるっていうの?」


キラキラ輝いている結人を見ると すごく自分が情けなくなる。
自分が惨めで腹が立つ。



「元気出せ!そんな適性検査ごときでを落とした会社なんてろくな会社じゃねぇよ!」
「・・・・・・」
「そんな会社、こっちから断ってやれって!」


それは彼なりの精一杯の励ましの言葉。
なんとか私を元気付けようと必死なのが伝わってきて嬉しい。



「やっぱり結人は優しいね。ありがと。」
「当たり前だろ(笑)」
「なんだかそのバカっぽい結人の顔見てたら元気出てきたよ(笑)」
「バカっぽい顔ってなんだよ、コノヤロウ!(笑)」



あなたと居るとどんなに辛い事があっても元気になれる。
あなたの笑顔を見ると泣き顔も笑顔に変わる。
結人はそんな不思議なパワーを持っているのかな。



「うん、そうよね。別にあの会社、絶対入りたいって思って受けたわけじゃないし。」


落ちてよかったのかもしれない。
きっと、こんな中途半端なままの気持ちで受かってても後で後悔しそうだし。



ならきっといいところが見つかるって。俺が保証してやる。」
「結人に保証されてもねぇ〜」
「何だとぅ?!」
「アハハ。で、もしダメだったらどう責任取ってくれるのかしら?結人さん?(笑)」
「その時は、俺が面倒見てやるよ☆」
「何ソレ〜 超不安(笑)絶対いいとこ就職しなくちゃ。」



その後、2人で大笑いして、昨日見たテレビの話して、また笑って。
いっぱい笑ったら、適性検査で落ちた事も忘れて元気になれた。


私はまだ何をしたいのかがわからない。
自分には何が出来るかわからない。
でも頑張ろうと思った。


自分のやりたい事を一生懸命努力して続けている結人の背中が大きくみえた。
キラキラ輝く結人の背中に いつか絶対追いついてやる。
人生全てが今 決まるわけじゃない。

だから、頑張れ 私!






終。




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就職ってむずかしい。。
そんな気分で出来た変な文章。。 誰か職を下さい・・・(切実)
嘉菜




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