その日のランチタイムは最悪でした。
=おじいちゃんの夢=前編=
只今11時55分。
あと5分したらお昼休み。楽しい楽しいランチタイム♪
私、は空腹と格闘中。
それもあと5分で終わり。だってもうすぐお腹が満たせるんだからv
今日は日曜日。
一般的に学生はお休みの日。
だけど私は今、涼しいクーラーのきいた部屋ではなくて、暑い暑いサッカーコートの横にあるベンチに座っている。
だって私は名門といわれる武蔵森サッカー部のマネージャーだから。
どうしてめんどくさがりの私がサッカー部のマネージャーになろうと思ったのか…
それは…
「三上先輩v今日も腕によりをかけてお弁当作ってきたんですよv
お腹いっぱい食べて下さいねvv」
「あー、サンキュ。」
憧れの三上先輩がいたから。
12時になって午前の練習は終わり。今から楽しい楽しいランチタイム〜♪
私はさっそく三上先輩に手作りのお弁当を差し出した。
「いいっスよね、三上先輩は!
こんなに可愛い彼女のちゃんの手作り弁当が毎日食べれて!
羨ましい〜〜 あ!そのからあげ1コ下さいよ三上先輩☆」
「あ、テメ、バカ代!勝手に取るんじゃねぇよ!(怒) 」
「あははー じゃぁ今度誠二くんにも作ってきてあげるねv」
「マジ?!やりぃvvvありがとちゃんvvv」
「!別にこんなバカ代に作ってやんなくてもいいだろ。」
「あ、もしかして妬いてるんですか〜?三上先輩ってば(笑)」
「黙れバカ代…(殴) あん?そーいや渋沢さっきから黙り込んでどうしたんだよ?」
「キャプテン、どーしたんスか?練習中もボーっとしてたし…」
確かに、三上先輩や誠二くんの言うとおり今日の渋沢先輩は少し変だった。
「なにか悩み事でもあるんですか?」
「ん?あぁ実はな…」
私がそう訪ねると、渋沢先輩は目を輝かせながら昨日の出来事を話し始めた。。。
「昨日は学校も部活も無くて1日休みだっただろう?
たまには1人で散歩もいいなと思って俺はブラブラと歩いていたんだ。」
「あー、だから昨日いなかった訳か。」
「・・・そして俺は昨日、運命の出会いをしたんだ!!」
「「「はぁ?!運命の出会いー?!!」」」
渋沢先輩のその意外な言葉に私達は驚いた。
あの渋沢先輩が運命の出会いだなんて…(失礼;)
いったいどんな人に出会ったんだろう?
「渋沢先輩!その人ってどんな人なんですか??」
「キャプテンが惚れる人なんだからやっぱり綺麗な人なんですか〜?」
「へぇ〜、渋沢が運命の出会い…ねぇ〜」
みんな、渋沢先輩のビックリ発言に興味津々のご様子。私もだけどv
「…? 何を言ってるんだ?」
「まったまた〜 照れちゃって渋沢先輩ってば☆」
「運命の出会いの相手ですよ!どんな感じだったんスか?」
「?…あ、あぁ!それはそれは綺麗な白で、キラキラ輝いていて、しっとりとしていて、柔らかくて…」
うわぁ〜先輩ってば目がキラキラしちゃってるよ。
にしても、、すごい美人な人なんだろうなぁ〜///っていうか柔らかいって…///?!
「あの甘い香り、スベスベとした食感。あの豆といい、あんこといい、まさに絶品だったなぁ…」
「…食感?;」
「ま、豆っ?!」
「あんこって?!」
「…おぃ、渋沢?それってもしかして…」
「あぁ、もちろん。あの豆大福との出会いはまさに運命的だった…!!」
「「「豆大福かよっ!!!!」」」
ま、豆大福…;;運命の出会いの相手が豆大福って…
「と、言うわけで!!俺と結婚してくれないか?(ニッコリ☆)」
「は?へ?えぇぇええっ?!!けっ…結婚?!!」
何で?!なんでっ?!どーしてそこで結婚が出てくるのっ?!
「渋沢…テメェ…俺に喧嘩売ってんのか?!」
「俺は真面目だぞ?三上」
「っ…!!!」
「わーー!!止めて下さいっ!!三上先輩――っ」
渋沢先輩の爆弾発言により 楽しい楽しいランチタイムが最悪の状況に…
私はいったいどーすればいいんですか?!
つづく。 後編→
反省。。
えー、、また無駄に続いちゃったり、、(死)後半はもう少々お待ちを…
ひっさしぶりの更新なのに、こんな中途半端・・・;;
誰の夢なのかわかんなくなってきちゃったよ;;
タイトルの意味が分かりませんネェ↓はは・・・まぁ後半で分かるハズ…
渋沢さん絶好調でおかしいです。ご、ごめんなさいm(__)m 嘉菜**
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