嫌い×好き×どっち?




嫌い×好き×どっち?




ここ、武蔵森で三上亮といったら知らない人物はいないだろう。
なんたってサッカー部の司令塔で、俺様な奴。
他にいいだしたらきりがない。(呆
それくらい有名な人に恋をしている。


出会ったのは5ヶ月前、雨がふっていた日、私が傘を忘れ彼が貸してくれたことからはじまった。
それまで話したことはなかった。 もちろん顔と名前は知っていた。 彼は目立ってたからネ。
だけど特別興味はなかった。
でも同じクラスになり、話してみたら話しやすく、すぐ彼の事を好きになった。

私は玉砕覚悟で彼を校舎裏に呼び出した。(おきまりの場所)


「あの…、私あなたの事が…すっ、好きです///」

「10日間…10日間だけでいいから、付き合ってもらえませんか?」

「お願いします!10日だけ!」


俺の制服の裾をつかんできた。

この時亮は、恥ずかしがりやなのか、強引なのかわかんねー奴と思った。
そして何を思いついたのか顔はニヤリと笑っていた。
私はその笑いに気が付かなかった。(気付けなかった)


「じゃぁ、10日間の間でオレのこと落とせたら、ちゃんと付き合うってことでな!」
「えっ?」


は彼がかえしてきた答えが予想外だったので驚いていた。

そういうつもりで言ったんじゃなかった。ただ、10日だけでもと思っていた。
でも、自分の頑張りでちゃんと付き合ってもらえるようになるんだから嬉しいかぎりだ。




それから10日間、毎日が楽しかった。

バカやったり、じゃれあったり、2人で遊びに行ったり電話したりと。
私は10日間、亮にできるかぎりアピールをした。
周りからは冷やかしの声も聞こえてきた。
たしかに亮には遊ばれているかもしれないが、私はホンキだ。
ホンキで亮の事が好きだ。





「今日で10日だな」

「……………」


…そっか、今日で10日目なんだ。

亮と過ごした10日間はとても楽しく、すっかり10日間だけの間という約束を忘れていた。


「もぅ、やめようぜ。10日間すげぇー楽しかった」


……ダメか……亮は私にとって特別な存在だけど、私は亮にとって特別な存在にはなれなかったのか。

そう思うと悲しくなってきた。

泣きそうになるのをぐっとこらえて笑顔で答えた。


「…ありがとね、楽しかった。さよなら…」

「おい!ちょっと待てよ!」


私は亮の止める声も聞かず、その場から逃げ出した。

しかし、サッカー部の亮の足にはかなわず、すぐつかまってしまった。

腕をつかまれ、耐えていた涙が一気に溢れ出す。
涙をポロポロ流し、しゃっくりを上げながら震える声をしぼりだして、しゃべった。


「なんで…なんで追い掛けてくるの?」

「人の話は最後まで聞け!終わりにするのは『恋愛ゲーム』のことだ」

「えっ?!」

「もう遊びはやめて、ホンキで俺と付き合おうぜ!ずっと前から好きだったんだ、

「……あきらぁ」


その言葉を聞くと、亮に抱きつき、さっき以上に涙を流した。

亮は私の頭を優しくポンポンとたたいてきた。




私達の『ホンキの恋愛』はまだはじまったばかり。これからが本番です。






******
あとがき
友達からネタ?をもらい書いてみました。誰なんでしょ?こいつ。
ミカミンのつもりで書いたんやけど……
ホントならもっちょいはよできるはずやったんやけど……なぁ
いろいろあって……
言い訳までして、ホントこんな駄文で申し訳ない!!







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