朝は大変だった。
早く家に帰りたくないから鳴海家に行こうと思ってたのに
『今日は用事があって駄目なんだー、ごめんね。』
って言われてしまいました。
お姉ちゃんはそれでも家に帰りたくないみたいで
『シゲさん家に遊びに行ってくるから、後はよろしくvv
パパには友達と遊びに行ったって言っといてvv』
と言い残して楽しそうに行っちゃった・・・
私は一体どうすればいいのよ?!
私も遊びに行くって言ったら、お姉ちゃん・・・
『あんたは駄目ー。家に帰ってパパと一緒に居てあげなさいvv』
だって・・・(泣)
お姉ちゃんに駄目って言われたけど私だって家に帰りたくない。
だからまだ教室に残ってる友達と遊ぼうと思ったら・・・
なんでか知らないけど、今日はみんな用事があって遊べないらしい…
しょうがないから私はあきらめて家に帰る事にした・・・。
これってもしかして・・・もしかしなくてもパパの呪い?!
そんな事を思いながら歩いていたら
もう家に着いちゃった・・・。
今日は本当だったら鳴海家で遊んで行く予定だったから
じぃやのお迎えはないんだよね;;
んー・・・なんか久しぶりに歩いて家に帰ってきたかも(笑)
ガチャリ。<ドア開ける音。>
「・・・ただいまー・・・・・・」(小声)
ドタ ドタ バタ バタ ・・・・・・<足音>
「おかえりvvvv」
Σえ゛っ?!パパ早っ!!
ってかあんなに小声で言ったのに何で聞こえてんの?!
「・・・た、ただいま パパ。
なんでこんなに早い時間に家に居るの?・・・仕事は?」
「今日から3日間、仕事は休みをとったんだよ。
これでこの3日間はととゆっくり過ごせるね。」(すっごい笑顔)
はあぁ?!休みとったー?!何で?!
朝ゆっくり居るだけでも肩こりそうだったのに
休みをとったって事は1日中家に居るって事?!
・・・こんな事、お姉ちゃんが知ったら・・・。
「あれ?そういえば今日は用事があるって言ってたでしょ?
それには?」
「え・・・あー、用事は色々と都合でダメになって・・・
あと、お姉ちゃんは友達と遊ぶからって言ってた。」
「へー。は友達と遊びに・・・ね。
で、はドコに遊びに行ったの?」
「・・・え、えっとー・・・」
やっぱり場所言っちゃダメかな?
喋ったらお姉ちゃん怒るかなぁ・・・だってシゲさん家に行ったって言ったら
パパ迎えに行くとか言いそうだし・・・;;
「?」
「えっ?!えっとー;;ちょっと場所までは私も知らない・・・;;」
「・・・そうなんだ。
じゃぁvv今からパパとティータイムにしよう。
あ、キミ。ちょっと用意してくれる?」
「はい、ダンナ様。」
何故かいきなりパパがメイドさんにティータイムの用意をするように頼んだ。
一体何考えてんのよ!パパはっ!!;
「ちょ、ちょっと待ってよ;;
きょ、今日は宿題がいっぱいあってそんな暇ない・・・」(大嘘)
パパと一緒にティータイムなんて冗談じゃないっ!!
1人でならゆっくりのんびりお茶飲みたいけどさ;;
「ちょっとサナエさん!(メイドさんの名前;;)
ティータイムの準備なんてしなくていいよっ!!ってか止めて下さい;;」
「何言ってるの。宿題ならあとでパパがやってあげるから。
さぁvv今日は天気がいいからテラスに行こうvv」
て・・・テラス?!天気が良くても寒いじゃん!!
今1月だよ?!真冬だよっ?!凍死するっ(大げさ;)
「寒い中であったかい紅茶を飲むのがいいんでしょ?
それでも寒いって言うんならパパが暖めてあげるよvvv」
Σっ!?な、何言ってるのこの人?!
しかも今、私喋ってないのに・・・!やっぱりパパって・・・エスパー?!?
ってかパパに暖めてもらうぐらいなら凍死の道を選びます・・・(大げさ;)
「酷いね、ってば。
その前にたかがティータイムしにテラスに行くぐらいで凍死する訳ないでしょ。
そんなバカな事言ってないで ホラ、行くよ。」
だから私喋ってないのにーー!!!
「やだーーー!!!」
その後、断る事が出来ず・・・ってか私に拒否権は全くありませんでした;;
強制的にパパとティータイムでのほほんとしました。
まぁそんなに思ったよりは寒くなくて、紅茶とケーキもおいしかったしv
よかったよかった。(笑)
ひたすらにパパが喋ってたから、私は取り敢えず『うん。うん。』と頷いておいた。
適当に聞き流してたからパパが何喋ってたか忘れちゃった。
7時ぐらいになってお姉ちゃんが帰ってきた。
帰ってきたとたんパパにすっごい質問攻撃されてた・・・。
『ドコ行ってたの』とか『誰と一緒だった』とか・・・
でもお姉ちゃんはそんなパパの質問を適当に流して
「お腹すいたー!さぁごはん♪」と無理矢理話を変えてた。
流石はお姉ちゃん・・・すごいなぁ。(笑)
そして、ごはんの時間。
「、日曜日は絶対に出掛けちゃダメだからね。
もちろんもね。」(腹黒スマイル;)
パパ、顔がめっちゃ怖いですヨ・・・?
「・・・うん。わかってるよ。パパの誕生日だもんね。まぁ楽しみにしといて。
スペシャルパーティーを計画してるから(笑)
ね、♪」
「え?あ、うん!!楽しみにしててね。パパ!」
「・・・・・・・・・・・・・・」(ジーンと感動中)
うわっ パパ感動しちゃってるよ;;目が・・・;;
なんだか悪い事した気分だなぁ;;ごめんパパ。
ちらっと隣を見たら お姉ちゃんすっごい笑いこらえてるし。
うーん、確かに。今のパパの顔はおもしろい(笑)
「2人が俺のために『スペシャルパーティー』を計画してくれてるなんて・・・
パパは2人のような娘がいて幸せだよ。」
((私達はアンタの娘で不幸だよ・・・))
ってかそんな目で私達を見ないで下さい;;
お姉ちゃんの顔すっごい引きつってるよ。
多分、私の顔もすごいことになってるんだろうな・・・;;
と、鳥肌が・・・;;寒気がー;;
「・・・パ、パパがビックリして腰抜かすようなパーティーの予定だから期待しててね!;」
お姉ちゃんは精一杯の作り笑顔でパパに言った。
まだ、さっきのパパの言葉で顔が固まっているらしい。
さてさて。パパの誕生日はあさって。
明日はちょうど土曜日で学校休みだし。
なんだか嬉しいような・・・嬉しくないような・・・;;
あさって、パパどんな顔するかなぁ・・・フフフ・・・(怪)
ごはんも食べ終わって部屋に戻った私達。
「さぁ!パーティーの招待客に電話だーー!!」
「イエッサー!!」
パパの誕生日という日に娘たちの復讐(?!)が始まります。
我ながらいい計画を思いついたわ☆
こんなにパパの誕生日が楽しみなのは初めてかも(笑)
お姉ちゃんは早速準備に取り掛かっている。
よしっ!私も頑張ろー!!
あさって。1月25日日曜日はパパの・・・歳の誕生日です。
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反省。
もう英士の誕生日なんてとっくに終わってるのに
今ごろ誕生日の2日前の話って・・・遅すぎですね。
ゴメンナサイ。更新遅くてごめんなさいーーーー!!!!
このお話はちゃんと英士の誕生日の4日ぐらい前(?)には出来上がってたんだけど・・・
学校で、しかも授業中に紙に書いて作った話なもので…ね・・・(最悪)
PCに打ち直すのがめんどくさ…じゃなくて時間が無くてーー(おもいっきり言い訳;;
ってかむしろ今日はいとこの潤慶の誕生日じゃねぇかよ!!ってつっこまないで下さいねv(無理。
なんで潤慶の誕生日に英士の誕生日(しかも2日前)の話をUPしてるんだろう・・・(死)
嘉菜。